b−MAPの散歩道

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中部国際空港のある愛知県常滑市で活動中の中小企業診断士・久田 博司のブログサイトです。
日々の生活や仕事を通じて発見したこと、感じたことなどを綴っていきたいと思います。
アイスランドという国 その2
 


アイスランドでは現地ツアーが多く開催されており、私もこのツアーに参加してみました。
ゴールデンサークル・ツアーという1日ツアーで、この日の参加者は日本、イギリス、スウェーデンからコロンビアまで、本当に多種多彩です。
ガイドは全て英語なので、聞き取りで少々つらいところもありますが、とにかく各地の集合時間だけでも拾えば何とかなります。

さて、このツアーのまず最初は、シンクヴェトリル国立公園にある「ギャウ」とよばれる地球の割れ目に行きました。(上記の写真)

ここは、ユーラシアプレートと北アメリカプレートが生まれる場所で、この2つのプレートが年に2、3センチほど広がり、新しい大地が生まれているとのこと。
ギャウとはこの2つのプレートの引っ張り合いによって作られた裂け目をいいます。
我々はこの割れ目の底を歩くのですが、この情報を知らずに歩くと単なる岩山歩きでフィニッシュとなります。
英語力又は事前情報力が重要なスポットともいえます。。




そして2か所目のスポット、グトルフォスの滝です。
グトルフォスとは、アイスランド語で「黄金の滝」という意味で
陽の光を受けた滝が黄金に輝くことからこの名前がつけられたようです。

ラングヨークトル氷河から流れ出た大量の水がものすごい轟音とともに谷に
飲み込まれて行き、大迫力のパフォーマンスをみせてくれます!

上の写真は滝全体を、遠くから写したものですが、実際は滝のすぐそばまで行くことができ、見る角度によってさまざまな表情を見せてくれます。






















この景色、時折テレビで見かけないでしょうか??
3か所目のスポットはゲイシールと呼ばれるアイスランドを代表する間欠泉です。
見学時は大体4分〜5分に1回のペースで噴き上がっていました。

初めは、何ともない温泉でできた池のようなのですが、時間が経つにつれ、
水面が徐々に盛り上がり、パワーが溜まったところで一気に熱湯が噴き上がります。
見学者が皆カメラを手に、今か今かと待ち構えていた姿も印象的でした。
もちろん私もその1人でしたが・・・

またこのエリアでは、あちこちで熱湯が湧き出し、地底の活発な活動を目にすることができます。地球の大きなエネルギーを改めて体験することのできるスポットでした。






4か所目はケリズ火口湖です。
約3000年前の噴火でできた古いクレーターで、直径200メートルあります。
湖面は凍っています。
湖面の真ん中らへんに小さな人影が見えるのが判るでしょうか?
凍った湖の上で、子供たちが遊んでいました。
こんなところまで降りるのは大変だと思うのですが・・・




そして最後に、ヘトリスヘイジ地熱発電所です。
これは前回の「アイスランド その1」でも出てきた地熱発電の見学施設で、首都・レイキャヴィークからも比較的近い場所にあります。

電力は主に、電気・暖房・温泉、そして温室栽培に使われているようです。
アイスランドは、地面の多くが溶岩で覆われ、また気温も低いため、決して野菜作りに適した土地とはいえません。そこで、トマトやキュウリなどは地熱発電による電力を使い、温室栽培を行っているとのことでした。
まさに「エコ栽培」という言葉がピッタリくる栽培方法ですね。


これらの場所を8時間ほどをかけてバスで回ったのですが、どのスポットも違った驚きと感動で全く飽きることがありません。
アイスランドの雄大な自然に短くもふれられた、幸せな時間でした。



| 旅行 | 21:20 | - | trackbacks(0) | 久田 博司 |
アイスランドという国 その1




4月14日、アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河で
大規模な噴火が起こり、
ヨーロッパの空港が大混乱していましたが、実はその10日程前、
まさにそのアイスランドに行っていました。

エイヤフィヤトラヨークトル氷河では、3月21日に1度目の小規模な噴火があったのですが、私が行ったのは、その1回目と2回目の噴火の間(4/1-4/6)というきわどいタイミングです。
正直、危なかったとしか言いようがありません。。

ただ、現地もその頃はのんきなもので「噴火を見ながらオーロラも見よう!」
といったスペシャルツアーまで開催されているほどでした。

国の破綻に氷河の大噴火と何かとお騒がせなアイスランドですが、観光としての魅力は大きく、とても雄大な自然(不思議と美しさ)に出会うことができます。

今日は特に不思議面について。。





アイスランドは「氷の国」だけでなく「火の国」でもあり、少し郊外に出ると、
上のような景色が360度、果てしなく続きます。
地面は土ではなく、岩(溶岩)だらけで木もほとんど見かけることがありません。
ちなみに、うっすらと見える緑色の正体は「アイスランドモス」と呼ばれる苔で、岩の上をうっすらと覆っていました。
アイスランドモスティーという苔を使用したお茶があり、飲んでみましたが、
正直味は??といった感じです。飲みやすい漢方薬という表現が合いそうです。
ただ整腸効果などもあるようで、この苔を食べて育つ羊の肉は臭みが少なく、
日本人でも抵抗なく食べることが出来ます。

あと、アイスランドの郊外を走っていて驚いたのは、時折地面から噴き出ている煙について。
実はこの正体は水蒸気です。
アイスランドは温泉の宝庫でもあり、
所々から下の写真のようにモクモクと水蒸気が噴き出しています。




地熱をエネルギー源として活用している先端国でもあり、電力エネルギーの15%~20%程度は、地熱発電によるものだそうです。(それ以外は水力の活用)
日本でも相当の量の地熱発電がなされているようですが、それ以上に消費量も大きいため、全体に占める割合からいえば、0.2%程度とかなり少ないようです。
見学施設における発電装置には東芝製のものが使用されていましたので、
日本でももっと力を注いでほしいところです。
その前に消費量自体を減らす努力が必要ともいえますが。


まるで火星にでも来たような気分になる不思議な国・アイスランド、
次回は美しい大自然の魅力についても、紹介してみたいと思います。

| 旅行 | 23:59 | - | trackbacks(0) | 久田 博司 |
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